2018年3月4日日曜日

水は方円の器に随う

この意味は、「水は、容器の形によって、四角にも丸くもなる。人は、交友関係や環境によって、よくも悪くもなるというたとえ。」だそうです。

これは、微生物では、エピジェネティクスで説明できる現象でしょうか。また、CRISPRが関わるのであれば、垂直伝播するのでラマルク説の実例ともなるでしょう。

ヒトであれば、新たなところ(研究室?)に置かれたとき、最初はそれまでの環境、交友関係で作られた人格?で臨みますが、新しい場所にいる人たちに影響をうけて少しずつかわっていくということを意味していると思います。
変わらない、変わらないようにつとめるヒトもいますが、生物の歴史で良くも悪くも変わり続けた生物だけが例外なく生き延びています。そのため、地球史からみてごく僅かな歴史しか生きていないくても、ある程度かわらない生き物は、生きる化石ともてはやされるくらい珍しい現象です。

研究は想定外が多いのですが、挑戦した数だけ、想定通りになる数は確率なので増えます。勉強をもとにした仮説は持つべきだと思いますが、仮説に反したことを失敗とおもわず、一つの結果として、仮説に反した理由を柔軟に考えられることが重要なのではよく考えます。

なので、失敗したと聞くといつも、違和感を覚えます。人は、変わるということですが、研究も環境、条件、目的によって柔軟性をもって変えていき、全てをポジティブに捉えていきたいですね。